出産前後や子育て中には、不安や戸惑いを感じる瞬間がたくさんありますよね。赤ちゃんのことだけでなく、自身の体調や、仕事と家事育児の両立など、悩みごとは尽きないものです。
福岡市では、子育て中の皆さんを応援する様々な支援サービスを提供しています。
1. 家事・育児をサポートする「産前・産後ヘルパー派遣」
妊娠中や出産後、体調が不安定な時期に、家事や育児をお手伝いするヘルパーを派遣します。
育児に不安や負担を感じているすべての方が対象です。多胎児世帯には外出支援も!
1回あたり連続2時間までで、利用料金のほかにヘルパー派遣に必要な交通費実費相当額(上限500円)が必要です。

2. ママの体と心をいたわる「産後ケア」
産後いちばん大変な時期、生後1年未満の赤ちゃんを育てるママをご自宅や施設で専門職がケアします。
内容は助産師などによる授乳や沐浴などのアドバイス、育児相談、ママの体調管理など。宿泊型・日帰り型・訪問型から選べて赤ちゃんと一緒に利用できます。
宿泊型・日帰り型は食事付なので、家事に追われることなく赤ちゃんとのんびり過ごすことができますよ。
3. 急用時・復職時の心強い味方「ベビーシッター派遣」
福岡市では、ベビーシッター派遣費用の一部を助成しています。
保護者の通院やリフレッシュ、冠婚葬祭のほか、産休明けすぐに復職するなどで、保育園に入所するまで乳児の保育ができない方も助成の対象となる場合があります。

4. 育児用品をご自宅にお届け!「おむつと安心定期便」
0歳から3歳の誕生月までのお子さまを育てるご家庭に、おむつ等の育児用品をお届けします。
子どもプラザや保育園などの子育て支援施設やサービスを利用するともらえる電子スタンプを、専用サイトで育児用品と交換すると、ご自宅に商品が配送されます。
子育て支援施設では、育児に関するご相談・情報提供も行っています。
5. 保健師や助産師がご自宅に「乳児家庭全戸訪問(新生児訪問事業)」
保健師や助産師がご自宅を訪問。赤ちゃんやママの健康状態を確認し、育児のご相談をお受けします。生後3か月頃の赤ちゃんがいるすべてのご家庭が対象です。
赤ちゃんと一緒に過ごす毎日で感じる、心配ごとや不安をご自宅で気軽に相談できる貴重な機会です。
利用方法は母子健康手帳に付いている出生連絡票を提出いただくだけ。料金は無料ですので、ぜひご利用ください。
6. 地域で受けられる健康チェック「母子巡回健康相談」
妊産婦さんや乳幼児、そのご家族を対象に、地域を巡回して健康相談を実施しています。
保健師・助産師・栄養士・歯科衛生士・保育士など専門職が、発育や栄養、歯のケアなど幅広く相談に応じます。
場所は校区の公民館や集会所など、誰もが気軽に立ち寄れる場です。
7. ひとりで悩まないで 「親子のための相談LINE」
「誰かに話を聞いてほしいけど、電話はちょっと…」というとき、気軽に使えるのがLINE相談です。
匿名でもOK、相談内容はどんなことでも大丈夫。子育て支援の専門職が対応し、必要に応じて支援機関もご紹介します。
年末年始を除く毎日受付。あなたの気持ちに、やさしく寄り添います。

8. はじめての子育てを応援「各区子育て教室」
各区の保健福祉センターでは、赤ちゃんの発育や育児について相談できる子育て教室を毎月開催しています。
育児の基本的な知識を学べるだけでなく、同じ時期に子育てをしている保護者同士の交流の場にもなっています。
| 東区 | 子育てビギナーズ教室 |
|---|---|
| 博多区 | ほやほやベビーの子育て教室 |
| 中央区 | 安心子育て応援セミナー |
| 南区 | 新米ママのための親子セミナー |
| 城南区 | はじめてのにっこり子育て教室 |
| 早良区 | 子育て安心教室 |
| 西区 | 子育て教室「ほやほや」 |
9. 親子で自由に遊べる「子どもプラザ」
子どもプラザは、乳幼児と保護者が気軽に立ち寄れる常設の遊び場です。
おもちゃや絵本があり、親子で自由に過ごせるほか、保護者同士の交流の場にもなっていて、妊娠中の方も利用できます。
子育て支援の活動や子育て経験のあるスタッフに、気になることを気軽に相談できるほか、子育てに関するミニ講座や教育・保育サービスなどの専門相談会も実施されています。
子育て期の悩みごと・困りごとについて、それぞれの家庭のニーズに合わせて情報提供や助言を行う子育て支援コンシェルジュが在籍している施設もあります。

10. 地域で気軽に交流「子育て交流サロン」
公民館などで、子育てサポーターが見守る中、乳幼児と保護者が自由に過ごせる場所です。
プログラムなどは設けず、開設時間内なら好きな時間に立ち寄れて、自由に遊んだり交流したりできます(開設時間は、サロンによって異なります)。
まとめ
妊娠や出産、育児は嬉しいこともたくさんある一方で、大変なことも多いもの。
今回紹介した他にも様々な子育て支援サービスがありますので、ぜひお気軽に利用してくださいね。
※本記事の内容は、2025年12月時点の情報です。