1歳6か月児および3歳児健康診査におけるささやき声検査について

内容

1歳6か月児健康診査と3歳児健康診査において，乳幼児の難聴を見逃さないために，ご自宅で実施していただく「ささやき声検査」を平成24年7月からはじめました。保護者をはじめ周囲の人が早く難聴に気づいてあげられるよう，事前にご自宅で検査をしてから健康診査にお越しくださいますようお願いします。テレビを消して周囲が静かな状況で行うなど，検査方法や注意点は健康診査票に記載しております。

健康診査の通知について

対象月の前月下旬に郵送します。3歳児健康診査は3歳1か月の時に実施するので，ご案内は3歳のお誕生月の下旬に届きます。健康診査票は，通知と一緒に同封していますので，ささやき声検査をはじめ，すべての質問に事前にご回答の上，健診会場に持参してください。

ささやき声検査方法の動画

• 1歳6か月児ささやき声検査（動画）（YouTube）
• 3歳児ささやき声検査（動画）（YouTube）

検査の方法

ささやき声の出し方

のど（のどぼとけ）に手をあてて「アー」と言ってみてください。指が少しビリビリします。今度は息を「ハー」と吐いてみてください。このように、指がビリビリしないで息だけで出す小さな声を”ささやき声”といいます。ないしょ話をするときによく用います。

1歳6か月児

検査の方法

気づかれないように子どもの後ろから”ささやき声”で名前を呼びかけて、ふりむくか確認します。

注意事項

• 自動車の音など周囲の騒音がない状況で、テレビなどを消し、静かな室内でおこないましょう。
• お子さんから1mくらい離れたところから呼びかけましょう。
• ささやき声が大きくならないよう注意しましょう。
• ささやき声で呼ぶのは1回にしてください。何回もしないでください。

3歳児

検査の方法

1. 絵を子どもの方向に向けて置き、1mくらい離れ向かい合い座ります。
2. 「この絵の名前を言うから、お母（父）さんが言った絵を指してね。」と子どもに言って、普通の声（会話するときの声）で、健診案内に同封している絵シートの表示した絵の名前を言い、子どもが6個の絵をすべて正しく指させるようにします。
3. 「今度は小さな声で絵の名前を言うから、よく聞いて、指してね。」と子どもに言って、口元を手などで隠し、6個の絵の名前を、”ささやき声”で1回ずつ言い、正しく指せれば「ささやき声検査説明書」にある表に〇、正しく指せなければ×を記入します。

注意事項

• 自動車の音など周囲の騒音がない状況で、テレビなどを消し、静かな室内でおこないましょう。
• お子さんから1mくらい離れたところから呼びかけましょう。
• ささやき声が大きくならないよう注意しましょう。
• 絵の名前を言うのは1回だけです。聞き返されても、繰り返し言わないでください。また、表情や目線などで答えを誘導しないでください。